「今からスキル習得して起業となったら、準備だけで老後を迎えそうだな……」
「起業してみたいけど、失敗して自己破産したらどうしよう……」
このように「起業=専門知識がある人が人生をかけて事業を起こす」というイメージがついている方も多いでしょうが、今の時代であれば、リスクを抑えながら稼いでいくことも可能です。
そこで今回は
- 30代での起業は遅くない理由
- スキルがなくてもリスクを抑えて起業する方法
について解説します。
30代起業はむしろ早い!30代での起業が遅くない理由

10代、20代の起業家がよくメディアで取り上げられるため、30代での起業は遅いと考えがちですが、そのようなことはありません。
日本政策金融公庫総合研究所が実施した「2025年度新規開業実態調査」によると起業時の平均年齢は43.9歳となっており、年齢別の割合を見ても、29歳以下での起業は全体のわずか7%です。
最も割合が高いのは40代の36.9%で、30代は28%となっているため、30代での起業は平均と比べてもかなり優位性があります。
参考URL:「2025年度新規開業実態調査」
実際、30代を過ぎてから事業を立ち上げ、成功を収めている起業家は多いです。
例えば、楽天創業者の三木谷浩史氏は30歳、メルカリ創業者の山田進太郎氏は36歳で起業しています。
30代から起業するからこそ得られるアドバンテージもあります。
専門職でなくても20代で会社に属していれば、ビジネスマナーや資料作成など、基本的な立ち振る舞いや業務も身についているはずです。
社会経験がない年齢であれば、サービスの内容以前に、基本的な振る舞いでクライアントからマイナス評価を受けることもあるかと思いますが、30代からの起業であればそういったこともありません。
また、仕事にも慣れて時間にも余裕が出てくる年齢ですので、副業としての起業もしやすくなります。
起業に特別なスキルは不要

特別な知識や経験がないなら、まずはアフィリエイター、せどり業者としての起業がおすすめです。
アフィリエイター
「よくある情報だな……」と思うかもしれませんが、正しいやり方でコンテンツを作成し、実績を積めば、アフィリエイトの収入だけでなく、コーチングサービスの提供、自身で集客も可能になります。
現在、実業家・インフルエンサーとして活動している青汁王子の愛称で知られる三崎優太さんも、もともとはアフィリエイターとしての活動でマーケティング知識を学び、通販事業で「すっきりフルーツ青汁」を累計1億3,000万個のヒット商品にしています。
作成するコンテンツは、自身が何かに挑戦したことを基に作成しましょう。
例えば、ダイエットの経過であったり、コールドシャワーを1か月浴びるなどの「これほんと?」と思うようなことを実際に体験し、コンテンツとして配信します。
具体例としては「100日ダイエット」と題して1週間ごとに経過を発信するなどです。
その際、各週で「発汗作用のある入浴剤を使って毎日入浴する」などのテーマを決め、その過程と結果を配信しましょう。
テーマを決めることで、テーマで使用したものがどういった影響を与えたかを客観的に評価できるため、それを根拠としてアフィリエイト商品の販売促進につなげられます。
実際、商品やサービスを購入するとなった場合、商品説明と同じくらいレビューや口コミを見ることが多いはずです。
PR TIMESが行った「商品を購入する際に最も参考にする情報は何か」というアンケートでも「使った人の口コミ」が1位になっています。
参考URL:PR TIMES「商品・サービスを購入する際に最も参考にする情報で「商品内容」や「価格」よりも多かった回答とは?」
せどり業者
やることはシンプルで、相場感を身に付け、利益が取れる商品を把握できれば、仕入れる量を増やすことで事業を拡大していけます。
ZOZOTOWN創業者の前澤友作さんも、もともとCD、レコードの輸入・販売からスタートしており、その後、事業規模が拡大していく中で、ZOZOTOWNを立ち上げました。
はじめはホームセンターなどでクリアランス品、リニューアルによるセール品を仕入れましょう。
本来需要のあるものでも、地域の特性や需要予測のずれなどにより、店舗ごとの在庫状況は異なります。
こうした市場の歪みを利用すれば、Amazon等のネットサービス上で買い手を見つけることが可能です。
相場を自分で調査するのは難しく時間がかかりますが「せどりすとプレミアム」「Keepa」などのサービスを利用すれば、商品のバーコードを読み込むことで誰でも調査できます。
リスクは最小限にして、実践でスキルを磨く

「もっとスキルを磨いてから……」と準備に時間をかけすぎると、結局行動できずに終わってしまったということになってしまいがちです。
実践を通すことで、問題点が浮き彫りになり、実績も重なれば今後の営業にも役立つはずです。
Webライターであれば、〇〇本執筆、執筆記事が検索結果1位獲得などの実績を積むことで、ライティングだけでなくコーチングサービスの営業にもつながります。
経験がない中での起業の場合は、借金しないで済む事業が賢明です。
中小企業庁が公開しているデータによれば、起業後5年後も事業が継続する割合は81.7%。
参考URL:中小企業のライフサイクル
いきなり多額の借金をする、人生をかけるような起業では、ただの博打になってしまいます。
人件費などの維持コストが多くかかるものであれば、より継続は困難になります。
特に、はじめのうちは品質向上のため、ノウハウの蓄積や課題解消など力を注ぐ必要がありますが、支出が多くなれば目先の売上にだけ意識が向きがちになり、品質向上は二の次ということになりかねません。
最初は副業として起業する

起業したてで生活できるだけの売上を立てることは難しいため、副業としての起業をおすすめします。
また、30代になるとすでに家庭を持っている方も少なくないと思います。
起業するとなれば、収入も不安定になるため、家族からの理解も得られにくいでしょう。
副業であれば収入も維持できるため、説得しやすく、事業も経済的に余裕をもってできるはずです。
起業する際は、法人ではなく、個人事業主として開業することをおすすめします。
法人の場合、登記手続きや会計処理が複雑なため、司法書士、税理士への依頼がほぼ必須ですが、費用も登記で4万〜15万円、会計処理で年間10〜50万円程度が相場とかなり高額です。
また、赤字でも法人住民税(均等割)で毎年最低7万円の負担が発生します。
個人事業主であれば、税務署に開業届を提出するだけで開業でき、会計処理も弥生などの会計ソフトを利用すれば、年間1万円程度で済みます。
挑戦しなかった後悔は一生残り続ける

Wellnessによると「高齢者が人生で後悔していることランキング」において、第1位は「やりたいことに挑戦しなかったこと」となっています。
参考リンク:Wellness「【必見】人生で後悔していることランキングTOP10!幸せな老後を過ごすポイントも解説」
挑戦で失敗した後悔は時間経過によって薄れますが、失敗を恐れて挑戦できなかった場合、「もしあの時やっていれば、良い結果になっていたかもしれない」という失われた可能性にいつまでも縛られてしまうのです。
実際、起業でなくても「もっと自己投資をしてスキルを磨いておけばよかった」「若いうちに留学して、見聞を広げればよかった」のように、やらずに後悔することはあると思います。
仮に失敗したとしても、初期費用を抑えて起業すれば、金銭的なダメージは少なく済みますし、失敗した経験を基に再度起業することも可能です。
まとめ
起業の平均年齢は43.9歳となっており、30代での起業はむしろ早いといえます。
専門的な知識がなくても、アフィリエイターとして起業し、自身の経験を基にしたコンテンツを発信しましょう。
せどり業者もおすすめです。
店舗で日用品を仕入れつつ「せどりすとプレミアム」「Keepa」を使用して相場感を身に付けましょう。
また、学習に時間をかけすぎず、副業として小さく始め、実践の中でスキルを磨きながら実績を積むことが重要です。
維持コストがかかる法人化は避け、個人事業主としてコストを抑えた運営を継続しながら、品質向上に努めましょう。

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